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トップ > ブログ > 妊娠・出産・育児トータルケア事業

私は3年前、中野区議会議員を引退しました。最後の仕事は子育て支援を推進するため、妊娠・出産・育児を切れ目のないサービスをどう提供できるか、何回も田中区長と話し合いをして来ました。結論として「妊娠・出産・育児トータルケア事業」の実施に踏み切りました。まだどこもやっていないこの事業を全国の自治体として初めてやりました。

出産して病院を退院したら数か所の助産院と提携し赤ちゃんとママはゆっくり休養でき新米ママとして授乳など学べるよう助産師さんたちの手厚いサポートを受けます。

費用は1日3000円です。

5日間を過ごして自宅に帰ると今度は産後ドゥーラさんが訪問して家事援助をします。産後ドゥーラさんは講習70時間を受け資格試験に合格したプロ集団です。

私は引退してからこの制度が真に赤ちゃんを産んだばかりのご家庭に役に立つかどうか責任を感じて、自ら資格を取得しました。現在は中野区内、港区や近隣区に出動しています。どこへ行っても大変喜ばれています。孤立の育児の実態は想像をはるかに超えています。安心して赤ちゃんを産み育てる社会の仕組みは少子化を食い止め、あるいは児童虐待の芽を摘んであげることも出来ます。まさに大きな手立てとなると確信しています。

3年前、自治体の首長である田中区長の英断が今、全国に産後ケアの普及を推進しています。その証左として全国の自治体からの視察は後を絶ちません。

田中区長は16年前の瀕死の状態の財政を見事に立て直し新たな事業を展開する中野区政にしました。まだまだ区長としてやらなければならない仕事があります。区長選挙戦が連日展開されていますが、今こそ力を発揮して50年後の中野区の未来を作ってほしいと期待しています。